小児針
子供のための鍼治療とは？
小児は小児期特有のストレスにさらされていることがあります。
しゃべられないときは意思を他人に伝えることができないもどかしさ。
寝返りを打てない、
はいはいができない、
立ち上がられない、
自分に他人が関心を持ってくれているか？
弟・妹ができたときの愛情のかかり方が変わってしまった。
少し大きくなって同世代と遊んだときも、
さまざまなストレスがあるでしょう。
例を挙げればきりが無いかもしれません。
ストレスは社会で生活している以上、大人も子供もありません。
他者との係わり合いや、自己との葛藤でいつでも生じるものです。
うまく成長していく小児は、
ストレスに対してうまく対処をしていきます。
一部の小児はストレスに対してうまい対処法を見つけられず、
ストレスに負けてしまうこともあります。
大人も子供もそのあたりはまったく変わらないのです。
大人はストレス解消に趣味や、癒し、食、酒、タバコなど
良し悪しあるさまざまなものを活用します。
でも子供はそういったものを持っていません。
自発的にもつことができない環境にあるから、
ストレスはたまりやすいのです。
子供はストレスを達成感で処理していることが多いように思います。
成長著しいため、短期間のうちに成長して
達成できることが多いためです。
でも上記に上げたもののうち、他者との関係におけるストレスは、
成長しても達成できるものではないかもしれません。
そうなるといつまでもストレスを抱えたまま
生活していくことになります。
ストレスは蓄積されると、
疲弊してストレスに負けてしまう時期が来てしまいます。
大人でもあることです。
子供にも、もちろんおきることです。
小児のストレスでよく出る症状
キーキー声を出す
よく人に咬みつく ところかまわず頭をぶつける
よくなく
食欲が無い
便秘・下痢
しばしば熱を出したり咳をしたりする
ひきつけを起こす
カンムシ（疳虫、疳の虫）と呼ばれる症状です
カンムシとは生後３ヶ月～５・６歳くらいまでの子供が
引き起こす種々の症状の俗称です。
このカンムシ症状に、
関西地方では昔から小児針を用いて治療してきました。
小児針はカンムシ治療によく効くといわれています。
小児針はどういった方法なの？
まず、針とはいっていますが、
刺さらない釘のような道具を使います。
釘のような形をしていますが、その先端を
皮膚にこすり当てることで刺激を与えます。
子供には刺すと刺激が強すぎるので、
金属部分を軽くこするだけで十分です。
このような感じです 当時２才ちょっとの子供に施術している風景です。
気持ちいいのか最後には自分から手を出してきています。
他にも
湿疹・アトピー性皮膚炎・頭痛・喘息などにも
効果を期待されています。
小児鍼は“子供の治ろうとする力”（自然治癒力）を
助ける作用があります。
どこでもケアでは小児鍼灸の施術も担当させていただきます。
大人だけストレス解消をするのではなく、
小児にもストレス解消をさせてあげてください。
また、育児はとても労力の必要なことです。
大人が健康であってこそ、育児環境が整うと思いますので、
大人の方も治療を受けられるとなおよいと思います。
